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「移住の先輩」の声をご紹介!セキララU&I

「田舎には仕事が無いんじゃ…?」「上越って、どんな魅力があるんだろう」——Uターン・Iターン、はたまたJターンを考えるときに、必ず浮かぶ疑問のいろいろ。そこで、上越エリア在住の「移住の先輩」に移住の際の苦労や喜び、これまでのエピソード、メリット・デメリットも含め、ここで暮らそうと決意した“上越の魅力”って何?etc.……セキララに語っていただきます。

No.
025
セキララU&I No.025 郷堀 久爾子
  • Profile
  • name:郷堀 久爾子 さん
  • address:新潟県上越市 谷浜・桑取区
  • birthplace: 東京都新宿区
  • occupation: 「ルーマニア人」
    高田世界館スタッフ
  • family: 夫・息子3人

Way of J-turn

2000年
3月、早稲田大学人間科学部 卒業
大学卒業後の半年間、日本語教師の資格取得のため専門学校へ
2001年
4月、ルーマニアへ渡航
JICAの青年海外協力隊に申し込み、愛する第二の祖国ルーマニアへ
2003年
チェコ・プラハへ移住
ルーマニアでの青年海外協力隊の任期の終了が近づいてきた頃にチェコでの日本語教師の仕事を見つけ、移住。後に夫となるヨゼフさんと出会う。
2005年
帰国=上越市に移住。ヨゼフさんと入籍。
ヨゼフさんの上越教育大学への留学に同行する形で、当初は「一時帰国」の予定だった。
2006年
長男出産
当初ヨゼフさんの留学は1年半の予定だったが、同大学の大学院へ進学することになり、日本での滞在が延長決定。
2007年
1月、桑取地区(の人々)との出会い
9月、「森のようちえん てくてく」との出会い
この年を契機に「上越っておもしろい!」と気持ちの変化が起こる。
2011年
次男出産
2013年
三男出産
2017年
高田世界館のスタッフになる
現在
ルーマニア愛の延長線上にモルドバ愛をも育みながら、映画と育児、時々音楽に没頭中

上越にはズルズル住み続けてるだけ

——まずは上越へ移住された経緯からお伺いできますか。

そもそも、移住と言って良いのかどうか……ズルズル住み続けてるだけみたいなところもあるんですけど(笑)。上越に来る前は約2年くらい、チェコのプラハで暮らしていて、当初、私自身は「上越? どこそこ?」という状態でした。出身は東京で、それまで上越とは縁もゆかりも無かったので。上越に来たのは、夫が上越教育大学に留学することになったからです。入籍したのは日本に来てからだったんですけど、夫とはチェコで出会って、チェコにいた時から一緒に暮らしていました。おかげで私、よく「チェコ人の奥さん」という認識をされがちなんですけど、違うんですよ。私は「ルーマニア人」です(笑)。

——ん!? 日本人、ですよね?

はい、日本で生まれましたし両親も日本人です(笑)。でも「口を開けばルーマニアの話しかしない」と言われるくらいにルーマニアを愛してるんです。そもそもチェコに住む前は、海外青年協力隊の隊員として2年間ルーマニアにいたんですよ。ずっとそのまま居られれば良かったんですけど、協力隊の任期は2年なので。任期の終わり頃にチェコで日本語教師の仕事を見つけて、チェコに移りました。

——ではその協力隊での2年間でルーマニア愛が培われたわけですか。

そうですね。でもその2年だけじゃなくて、初めてルーマニアに行ったのは大学1年の終わりの春休みなんです。その後、2年の夏休みにも行きましたし、学生時代だけでも5回、行ってます。初めて行った時はまだ19歳とかハタチくらいで、下らない動機だったんですけど……『MASTERキートン』という漫画が大好きで、その最終回がルーマニアのとある村だったんです。架空の村だったんですけどね!(笑)

——ああ、10代の頃の興味とか動機って、そういう所からですよね。

もっと言えば、今でも人生のナンバーワンと言えるくらい好きな映画が10代の頃に観た『ジプシーの時』という映画だったこととか、他にもルーマニアが舞台で本物のロマの人々が登場するフランス映画も好きだったんです。たぶんその頃から、ルーマニアに惹かれるものがあったんだと思います。だから協力隊への参加は最初からルーマニアに渡ることが目的で、そのために日本語教師の資格を取って、当時のルーマニアで募集が掛かっていた職種で応募しました。派遣される国は自分では選べませんし、実は同じ条件の募集がケニアにもあったんですけど、「もしケニアに決まったらそれはそれだ」と腹を括って。

ロマ:ジプシーとも呼ばれる、ヨーロッパを中心に移動生活を営む(または営んでいた)人々のこと。長らく差別や弾圧の対象とされてきた歴史的・政治的背景から「ジプシー」という呼称は差別用語と見なされ、現在、日本では「ロマ」という呼び方が一般的。

Uターン&Iターンインタビュー:郷堀 久爾子さん写真02郷堀さんのFacebook投稿より「旧市街のホテル ハヌル・マヌックの中庭で、 世界一大好きな人たちと、ライブ明けの朝に。」ハヌル・マヌックはルーマニアのブカレストにあるホテル。(写真は2003年3月撮影)
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