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これが私の生きる道

これが私の生きる道:第297回 第297回・谷内 幹典さん|米と水から生まれる喜び、酒造りの道

第297回

米と水から生まれる喜び、酒造りの道

2022年11月30日(ゆ)

谷内 幹典(たにうち みきのり)さん
石川県出身/上越市在住
よしかわ杜氏の郷
製造・営業販売 係長

東京在住の会社員時代に参加した、よしかわ杜氏の郷の日本酒仕込み体験会が契機となった。「非常に興味深い体験で、『ものづくりをしてみたい』『酒造りに携わりたい』と考えるようになりました」と谷内さん。その後も杜氏の郷の皆さんとの交流を続け、何度も上越に足を運んで気候風土を体感しつつ、地域の方々との繋がり、そして酒造りへの想いを深めていった。ついには妻、そして杜氏の郷や地域の人々に「酒造りがしたい」と決心を告げ、理解を得て、2013年に移住を果たす。

最初は販売を担当。4年目からは酒造りの現場にも立たせてもらえるようになり、その後、蔵人のみが通う新潟清酒学校に入学した。醸造学や法規・法令、マーケティングなどを幅広く学び、それらを仕事に生かしている。「いずれは、自分らしさを込めた酒を造ってみたいです」。“自分の酒”を造る職人──すなわち、“杜氏”。この冬も酒造りへの大志を胸に、蔵人・谷内幹典の酒造りは続く。
 


お仕事必須アイテム | 手帳とボールペン


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「精米歩合やどのくらい米が水を吸っているか、仕込み時の酒の状態などを記録しています。他にも、気になったことをすぐにメモできるよう、手帳とボールペンはいつも持ち歩いています」
 


マイブーム・趣味 | 娘とのサイクリング


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小3の女の子のお父さんでもある谷内さん。「休みの日は自転車好きの娘と一緒にサイクリングを楽しんでいます。この前は海沿いのサイクリングロードに行き、往復20km走ってきました」

  

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 「よしかわ杜氏の郷」は、全国でも珍しい道の駅に併設する酒蔵です。旧吉川町を拠点とする歴史ある“吉川杜氏” の酒造技術を受け継ぎ、1999年にこの蔵での酒造りを開始しました。使用する米は吉川産の酒造好適米「五百万石」と、契約栽培の「山田錦」。仕込み水は地元・尾神岳のブナの原生林が蓄え生み出す伏流水です。

併設の店舗では全国新酒鑑評会で入賞した大吟醸酒「よしかわ杜氏 大吟醸酒(山田錦)」や、スッキリとした飲み口で人気の「よしかわ杜氏 大辛口」など当酒蔵謹製の日本酒のほか、吉川区の特産品なども取り揃えております。また、ガラス越しに酒造りの工程を見学できるようになっており、仕込みのシーズンである冬場には蔵人の作業姿もご覧いただけます。

今月中旬には今年の新酒「天恵楽 純米 しぼりたて生原酒」を発売いたします。こだわりの米と水から醸された一杯を、ぜひお愉しみください。



株式会社 よしかわ杜氏の郷

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 住 所  上越市吉川区杜氏の郷1
 T E L  025-548-2331
 営業時間  10:00~18:00
 定休日  月曜(月曜が祝日の場合は翌日)※年末年始休業 12月31日〜1月5日
 H P  https://www.yoshikawa-touji.co.jp/
 SNS  Instagram

 

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